• ホーム
  • インフルエンザの熱に市販の解熱鎮痛剤が効かない理由

インフルエンザの熱に市販の解熱鎮痛剤が効かない理由

2019年12月22日

冬の寒く乾燥する時期になると、インフルエンザが流行します。
インフルエンザにかかると、38度以上の高熱が出たり体がだるくなったりといった倦怠感が現れます。
関節痛・関節痛・下痢・吐き気・嘔吐などの症状が現れることもあります。
そういった時には市販の解熱鎮痛剤を使用すれば体が楽になると考える人もいると思いますが、市販の解熱鎮痛剤はインフルエンザには効かないと言われています。
なぜ効かないのかというと、市販の解熱鎮痛剤にはインフルエンザウイルスを抑える効果はないからです。

また、体は発熱することでインフルエンザウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスと闘う役割を担う白血球を活発化したり、体の免疫力を高めるなどインフルエンザウイルスに対抗しています。
そのため解熱鎮痛剤によって熱を下げてしまうとウイルスに対抗できなくなります。
その結果、インフルエンザは重症化してしまいます。

それからインフルエンザの時には、使用を避けたい解熱鎮痛剤があります。
アセチルサリチル酸やジクロフェナク、メフェナム酸といった成分が含まれている解熱鎮痛剤は避けたほうが良いとされています。
なぜ使用を避ける必要があるのかというと、ごくまれにですがインフルエンザ脳症やライ症候群といった病気を引き起こしてしまうことがあるからです。
ライ症候群は脳や肝臓に障害が発生する病気ですが、その原因はよく分かっていません。
ライ症候群になると、痙攣や意識障害を起こすことがあります。

それ以外の解熱鎮痛剤の成分には、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどがあります。
これらはインフルエンザ脳症やライ症候群を引き起こすことはないので、インフルエンザにかかった時にも使用することができます。
インフルエンザなのか普通の風邪なのか分からず、高熱で体が苦しいのでどうしても熱を下げたいといった時にはアセトアミノフェンやイブプロフェンが配合された解熱鎮痛剤を使用するのがおすすめです。

インフルエンザと風邪の決定的な違い、見分け方

インフルエンザはインフルエンザウイルスによって感染します。
一種類のウイルスだけではなく、A型やB型などいくつかの種類が存在しています。
そのため一度インフルエンザウイルスに感染した後も別のウイルスに感染して何度もかかってしまうこともあります。

一般的な風邪を引き起こすウイルスは数多く存在しており、ロタウイルスやアデノウイルス、RSウイルスなどです。
一般的な風邪は、ウイルスが含まれる唾液や鼻水に触れることによって感染する接触感染になります。
インフルエンザの場合には、接触感染に加えて空気感染もします。
ウイルスに感染している人がくしゃみをしたり、咳をしたりすると空気中にウイルスが拡散されます。
それを吸い込むことで感染してしまうので、人に移りやすいという風邪との違いがあります。
一般的な風邪との違いは、倦怠感を伴う高熱の症状が急激に現れるところにあります。
見分け方は、全身症状があるかどうかです。
風邪の場合は喉の痛みや鼻水、くしゃみといった部分的な症状が出やすくなります。

インフルエンザにかかった場合には、倦怠感や食欲不振といった全身症状が現れるのが特徴です。
また、一般的な風邪は徐々に症状が現れるのに対して、インフルエンザは急激に発症します。
熱も高く、38度以上の高熱が出るのが特徴です。
一般的な風邪の場合には微熱程度で済むことも多いですが、中には高熱が出る場合もあるので熱だけでは判断することが出来ません。
それからインフルエンザと風邪の簡単な見分け方のポイントは、症状が重いかどうかになります。
重い方がインフルエンザと覚えておけば大丈夫です。
また、症状が重いので、合併症なども引き起こしやすいと言われています。